「冬キャベツの葉っぱが、外側は紫色になっているのは、寒さで凍りつかないようにキャベツ自身がつくり出す、アントシアンの色なんです」。寒いほどたくさんつくられるアントシアンの糖分が、冬キャベツを甘く、甘くするのだそうです。調べてみると、キャベツには「甘藍」という別名もありました。味が凝縮したような甘い冬キャベツを堪能したあとは、みずみずしく柔らかい、春キャベツの季節がやって来ます。
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かつては見られなかった、さまざまな種類のトマトが、野菜売り場を賑わすようになりました。こんなにたくさんある中で、おいしいトマトとは? 「酸味と甘味のバランスがとれていることが、いちばんでしょうね」。冬の間も、ハウスの中でおいしいトマトが、ゆっくり育っています。トマトが苦手な湿気は、ハウスの屋根を少し開けるだけで、からっ風の吹く大室の乾いた空気が、すぐに取り去ってくれるそうです。
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